スバルR1の人気

軽自動車は維持費が安いということでサイドカーなどに人気があり、中古車市場でもかなりの需要があります。軽自動車といってもさまざまなメーカーからさまざまなモデルが発売されていますが、2004年12月にデビューしたR1が中古車市場で注目されています。
これは5ドアのR2のホイールベースを165mm切り詰めて2ドア化したもので、非常にコンパクトにまとめられています。ではほかのスペックはどのようなものになっているのでしょうか。直4DOHCのエンジンのみでミッションはCVTで開発がはじめられましたが、約1年後にスーパーチャージャー付きに7段変速が可能なCVTを組み合わせたスポーツモデル「S」が追加、さらに2006年11月にはハイオクガソリン仕様車がレギュラーガソリン仕様へと変更されたり、CVTも変速制御の最適化が図られたりと燃費向上への努力がなされてきました。インテリアに関しても大分工夫がされており、マット仕上げや3眼独立式のメーターはR2との差別化がなされており、オリジナルのものが使われています。オプションですが、レザー、アルカンターラセレクションを用意しています。
このアルタンターラセレクションは本革巻きステアリングやシフトノブ、アルミ製スポーツペダルが採用されたモデルですので、ほかの軽自動車ではなかなかありえないスペックになっているといえるでしょう。さらにラゲッジスペースですが、2ドアということもありそこまで広くはないのですが、後席に置いた荷物を前席から簡単に取ることができる工夫がされており、簡単に後席と助手席を倒せるようになっています。そのようにするとゴルフバッグのような大きなものも簡単に集右脳できるようになっていますので、普段使用する分には十分すぎるラゲッジスペースだといえるかもしれません。このように優れた点が多いのがR1になっているのですが、スバルはトヨタと資本提携を結ぶことの引き替え条件的に生産を中止しています。このようなプレミア感やこの車のすばらしい点などが評価され、中古車ではそこまで値下がりしているものは多くありません。
たしかに時間だけを見れば、一昔前の車になっていますが、このR1は東京モーターショーに出品されたコンセプトカー「R1e」を、ほぼそのままに市販化したモデルだけあって、今乗ってもまったく遜色ないデザインになっていますので、軽自動車のサイドカーを探しているのでしたら選択肢のひとつとして挙げることができるかもしれません。